8/6 8:15 ひろしまへ祈りを
8/6
8:15
良かったら広島に向かって祈りを、お願いします。
祖母はあの時、爆心地から1.5kmで被爆。
校舎の2階にいたものの、気づけば地面に。
足が動かず這って移動して、
やっとこさ、自転車のにいちゃん捕まえて、比治山に登ったそうな。
そこで、焼ける広島を見たと。
数日後、奇跡的に家族と再会。
中区では、唯一家族が全員生き残った家庭との話を聞いてる。
ただ、妹は、家に入る瞬間に爆風にやられたせいで、家に入っていた体半分は無事。
でも、外に出ていた体半分は、大火傷。
軍の病院に入れてもらったが、長くは続かなかったらしい。
祖父は、数十km離れた可部から、キノコ雲みたと。
キノコ雲の上は、実は真っ白。
雷らしい。
ぐんぐんぐんぐんその雲が近づいて来て、
黒い雨ポタポタ。
それと同時に市内の書類が降ってきたと。
黒の正体は、焦げた市内のあらゆるもの。
それに放射能が混じってる。
急いで逃げたと。
親戚のお姉さんは、その時市内。
そこからもう会うことはなかったらしい。
あの時何が起こっていたのか、聞けば聞くほど嫌になる。
でも、伝えなきゃいけない。
けど、伝えたくない。
しんどすぎる。
娘も、伝えたくないけど、聞いてほしい。
すっごい複雑な気分。
なんせ事実なのは、14万人があの時亡くなったこと。
広島の平和公園は、盛り出されている。
それは、掘っても掘っても骨が出てくるから。
仕方なく、土を盛って、隠してる。
あそこは、リアルなお墓なんだ。
平和公園のとなりのビルの前には、黒い影がある。
人が座っていた後。
爆風によって、人が文字通り 蒸発。
人が影になって、その後ろの石は、その人がいたところだけは焼けてない。
その人の周りは爆風が当たってやける。
だから、その人がいてた影がそこに残った。
なんせ今日は
祈りを
写真は、うちのじっちゃん、ばっちゃん
長生きしてね